1. Names and natures do often agree.
【訳】 名前と性質はしばしば一致する。
【類句】 名は体を表す
2. Narrow gathered, widely spent.
【訳】 けちけち貯めて湯水のように使いはたす。
【類句】 爪で拾って箕で零す
3. Natural love descends but it does not ascend.
【訳】 自然のままの愛情は親から子へ注がれ、子から親へは注がれない。
アリストテレスの語に由来する。「親思う心にまさる親心」
4. Nature does nothing in vain.
【訳】 自然は無駄事はしない。
アリストテレスの語「自然は何物をも無益(無目的)に造らず」に由来する。
5. Nature hates all sudden changes.
【訳】 自然は突然の変化を嫌う。
「自然は(その仕事において)飛躍をしない」とか「自然は飛躍を好まない」という意味のラテン語に由来する。
6. Nature is conquered (or governed) by obeying her.
【訳】 自然は自然に服従することによって征服される。
「自然はもし服従されないなら征服されない」というラテン語に由来する。
7. Nature is the best physician.
【訳】 自然は最良の医者。
「自然は治療する、医師はそうしない」という意味のラテン語に由来する。「薬せざるを中医という」
8. Nature passes nurture.
【訳】 自然(天性)は養育にまさる。
「自然は人工よりも強い」という意味のラテン語に由来する。「瓦は磨いても玉にならぬ」
9. Near is my petticoat (or kirtle or gown or coat) but nearer is my smock (or sark or shirt).
【訳】 ペチコートも私の肌身に近いがシュミーズはもっと近い。
ラテン語の「私の上衣は外套よりもいっそう近くにある」に由来し、甲も私にとって友人だが乙のほうがもっと親しい友人である、の意や、
慈善は近親者から始まる、の意や、仙人よりもわが身が可愛い、の意などで用いられる。
10. Necessity is the mother of invention.
【訳】 必要は発明の母。
「必要はすべての事を教えた、必要が何を発明しないか」という意味のギリシャ語に由来する。
【類句】 必要は発明の母
11. Need (or Necessity) has (or knows) no law.
【訳】 必要は法律を持たない。
必要に迫られれば人は法や掟を無視するに至る、という意味。「必要は法律を持たず」という意味のラテン語に由来する。
【参考】 必要の前に法律なし
12. Never do things by halves.
【訳】 物事を中途半端にするな。
13. Never good that mind their belly so much.
【訳】 胃袋のことをあまり気にする者はだめな人間である。
14. Never grieve for that(or what) you cannot help.
【訳】 仕方のない事を悲嘆するな。
15. Never keep a servant against his will, nor kinsman, nor friend, if you intend to be well served.
【訳】 十分に働かせたいならば、召し使いになるのを欲しない者と親類の者と友人とを召し使いにしてはいけない。
16. Never less alone than when alone.
【訳】 一人ぼっちでいるときくらい孤独でないときはない。
なまじ他人などいないほうが、いろいろな想念を友とし得るので孤独感はなくなる、という意味。
17. Never marry a widow unless her first husband was hanged.
【訳】 未亡人と結婚するなら前夫が死刑になった女に限れ。
そうでないと前夫をほめたり懐かしんだりされるから、という意味。
18. Never put off till tomorrow what you can do today.
【訳】 今日なし得る事を明日まで延ばすな。
【類句】 今日なし得る事を明日まで延ばすな
19. Never rued the man that laid in his fuel before St. John.
【訳】 聖ヨハネの祭日前に燃料を買い込んで後悔した者はいない。
聖ヨハネの祭日は12月27日。
20. Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.
【訳】 卵を割るのはナイフの背でやれるのだから、石など手にするな。
【類句】 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん
21. Never trouble trouble till trouble troubles you.
【訳】 困り事が君を困らせるまでは困り事を困らせるな。
取り越し苦労をするな、という意味。
22. New beer, new bread and green wood, will make a man's hair grow through his hood.
【訳】 新酒と新米と生木で人は身上をつぶしてしまう。
「新漬け好きの身上つぶし」
23. New lords (or kings) new laws.
【訳】 新領主の新法律。
領主が代わると法律も新しいのが作られる、という意味。
24. New meat begets a new appetite.
【訳】 新たな食物は新たな食欲を生む。
米で満腹した後でも菓子が出ると菓子を食べ、餅が出ると餅も食べるなど。
25. Next to a battle lost, the greatest misery is a battle gained.
【訳】 敗戦に次ぐ最大の不幸は勝戦である。
イギリスの政治家であり軍人であったウェリントン(1769-1852)の語。
26. Nil admirari.
【訳】 何事(何物)にも感嘆しないこと。
訳の意のラテン語が原語のまま英国で用いられているもの。
ギリシャのピタゴラスの語に由来する。何物にも心を動かさないことが人間を幸福にし、かつ、
幸福を保つことができる唯一のことである、という意味。
27. No advice to the father's.
【訳】 親の教えにまさるものはない。
【類句】 親の意見と茄子の花は千に一つもむだはない
28. No cross no crown.
【訳】 十字架を負わなければ栄冠は得られない。
十字架を負い苦難の道をたどってこそ栄冠が与えられる、という意味。
【類句】 艱難汝を玉にす
29. No garden without weeds.
【訳】 雑草の生えぬ畑はない。
30. No herb will cure love.
【訳】 どんな薬草も恋わずらいは治せない。
「恋の病に薬無し」