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「か」からはじまる ことわざ 9

241. 寒松千丈の節 ( かんしょうせんじょうのせつ )

 寒さにあっても葉の色の変わらない松の大木のこと。忠節の操のたとえ。松の操。

242. 関雎の楽しみ ( かんしょのたのしみ )

 夫婦が和合してしかも礼儀正しく交わり円満に生活すること。

243. 韓信の股くぐり ( かんしんのまたくぐり )

 漢の高祖を助けて天下統一の功績のあった名将の韓信は、青年時代に、町でやくざの若者から侮辱を受けたが、 よくがまんしてその股の下をくぐったという故事。大望をいだく者は腹を立てずによく忍耐する、という意味。

244. 勘定合って銭足らず ( かんじょうあってぜにたらず )

 計算には間違いがないが、現金が不足する。理論と実際とが伴わないことのたとえ。

245. 甘井先ず竭く ( かんせいまずつく )

 うまい水の出る井戸は、多くの人が利用するので、一番早く水がなくなりかれることから、 才能のあるものは、むやみに才能を使って早く衰えだめになることのたとえ。

246. 間然するところなし ( かんぜんするところなし )

 非難すべき欠点がない。全く非のうちどころがない、という意味。
 【参考】 「間」は批判を入れるべき余地。「然」は状態を表わす字。

247. 肝胆相照らす ( かんたんあいてらす )

 互いにまごころをもって交わる。お互いの気持ちがぴったり合う。意気投合すること。
 【参考】 「肝」は肝臓、「胆」は胆嚢(たんのう)、合わせて心の奥底の意味。

248. 邯鄲の歩み ( かんたんのあゆみ )

 自分の本分を捨てて、むやみに他人のまねをすると、両方ともだめになるというたとえ。 邯鄲の都の人は歩き方がスマートなので、田舎の青年がそれを学びに行ったが、 学び終わらないうちに、自分の国の歩き方を忘れてしまい、這って帰ったという故事による。

249. 邯鄲の夢 ( かんたんのゆめ )

 人の世の栄枯盛衰のはかないたとえ。 盧生(ろせい)という若者が邯鄲という都の宿屋で不思議な枕を借りて寝たところ、良い妻を得、諸侯となり、 良い子に恵まれ、富み栄えて、年八十を超えるまで長生きするという、平素あこがれていた人生一代の栄華を夢に見た。 目覚めてみるとそれは、宿屋の主人が黄粱(あわ)を一炊きする、ごく短い時間であったという故事。
 【参考】 「盧生の夢」「黄粱一炊の夢」「邯鄲夢の枕」「邯鄲の枕」「黄粱の夢」「一炊の夢」ともいう。

250. 肝胆を砕く ( かんたんをくだく )

 知能のある限りを尽くして思案する。懸命になって、そのことに当たる。

251. 雁捕る罠に鶴 ( がんとるわなにつる )

 思いがけない幸運にあうことのたとえ。また、ありえないことにもいう。

252. 艱難汝を玉にす ( かんなんなんじをたまにす )

 人間は苦労を経験して、初めて立派な人物になることができる。

253. 雁に長幼の列あり ( がんにちょうようのれつあり )

 年長者や目上を尊敬しなければならないことをいう。 雁は飛ぶときに年長のものと年下のものとが順序よく並んで、礼儀を守るということから。

254. 堪忍五両思案十両 ( かんにんごりょうしあんじゅうりょう )

 腹の立つところを我慢すれば大きな利益がある。 その上によく考えて工夫すればさらに大きな利益がある。

255. 堪忍は一生の宝 ( かんにんはいっしょうのたから )

 忍耐することは幸福の基で、その人の一生の宝である。

256. 堪忍袋の緒が切れる ( かんにんぶくろのおがきれる )

 抑えに抑えてきた怒りがついに爆発する。
 【参考】 「堪忍袋の緒を切らす」ともいう。

257. 肝脳地に塗る ( かんのうちにまみる )

 肝も脳も土まみれになる。殺されて死体がばらばらに捨て置かれる。戦場で悲惨な死に方をする情景。

258. 間髪を容れず ( かんはつをいれず )

 ほとんど間をおかずに。時間的余裕が全くなく。すぐに。ただちに。 事態がさしせまって、その間に髪の毛一本を入れるすきまもないということ。
 【参考】 注意として、「かんぱつをいれず」と続けて読まずに、「かん、はつをいれずに」と、ちょっと切って読む。

259. 旱魃に水 ( かんばつにみず )

 ひでり続きに水を欲しがるような切実な望み。 また、ひでりの時に雨が降るように待ち望んでいたことが実現すること。

260. 汗馬の労 ( かんばのろう )

 戦場での苦労をいう。戦場に馬を走り回らせ、馬に汗をかかせて立てた、てがら。

261. 看板に偽りあり ( かんばんにいつわりあり )

 見かけは立派そうに見せているが、中身が伴っていないことを表わす言葉。
 【例】 「どんな汚れも落ちます、なんて宣伝しているが、看板に偽りありで、全く落ちない」
 【類句】 羊頭を懸けて狗肉を売る

262. 看板に偽りなし ( かんばんにいつわりなし )

 看板にかけてあることと中身が一致している。宣伝と実物とが合っていることをいう。

263. 看板を下ろす ( かんばんをおろす )

 商店が廃業する。
 【例】 「大型スーパーが近くに出来て儲からなくなり、看板を下ろすことになった」
 【類句】 暖簾を下ろす

264. 完璧 ( かんぺき )

 一つも欠点がなく、完全なこと。完全無欠。「璧」は、ドーナツ型で平たく、中央に穴のある宝玉。 戦国時代に趙の国の「和氏の璧」という宝玉を信の王がほしがり、十五の都城との交換を求めたので、 藺相如(りんしょうじょ)が使者となって持参したが、秦の王は璧だけ取って都城をよこす意志がなかった。 藺相如は王をあざむいて璧を取り戻し、無事に国に持ち帰った故事。 もともと、他人から預かったものを傷つけずに返す意。
 【注意】 璧は宝玉で、「壁(かべ)」とは別の字。
 【参考】 和氏の璧

265. 管鮑の交わり ( かんぼうのまじわり )

 互いに理解しあった親密な交際。 春秋時代、斉(せい)の桓公(かんこう)をたすけて名宰相といわれた管仲(かんちゅう)と、その親友の鮑叔(ほうしゅく)との交際。 若いころ二人は貧乏な書生どうしであったが、一緒に商売して、管仲が利益を余計に取っても、鮑叔は管仲がより貧乏であることを理解していたので、 少しも不平を言わなかった。また管仲が戦場に出て逃げてばかりいても、管仲に老母のいることを知っていた鮑叔は、その卑怯をとがめなかった。 それに対して管仲は「我を産む者は父母、我を知る者は鮑子なり」と感嘆し、二人の友情は厚い信頼と理解に満ちていた。
 【参考】 杜甫の「貧交行(ひんこうこう)に、「君見ずや管鮑貧時の交わりを、此の道、今人、捨てて土の如し」とある。

266. 寛容なること海の如し ( かんようなることうみのごとし )

 寛大でよく人を許し、とがめ立てしないことが海のようであること。

267. 歓楽極まりて哀情多し ( かんらくきわまりてあいじょうおおし )

 楽しみが極点に達すると、かえって無限の悲しみが心に生じる。

268. 還暦 ( かんれき )

 満六十歳のこと。満六十年目に生まれた歳の干支にかえることからいう。
 【参考】 「ほんけがえり」ともいう。

269. 棺を蓋いて事定まる ( かんをおおいてことさだまる )

 人は死んで初めて生前の事業や行いの真価がわかるものである。 死んで棺おけのふたをするまでは決定的な判断を下すことはできない、という意味。
 【参考】 杜甫は「京(けい)より奉先県に赴き懐を詠ず五百字」の詩にも「棺を蓋(おお)えば事則(すなわ)ち已(や)まん、此の志常に豁(かつ)なるを覬(ねが)う」としている。

270. 管を以て天を窺う ( かんをもっててんをうかがう )

 管の穴から天を覗いても、狭い範囲しか見えないことから、見聞の狭いたとえ。
 【類句】 葦の髄から天のぞく / 管の穴から天を覗く

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