| 江戸 | 京都 | 大阪 | |
|---|---|---|---|
| い | いぬもあるけばぼうにあたる 犬も歩けば棒に当たる |
いっすんさきはやみ 一寸先は闇 |
いちをきいてじゅうをしる 一を聞いて十を知る |
| ろ | ろんよりしょうこ 論より証拠 |
ろんごよみのろんごしらず 論語読みの論語知らず |
ろくじゅうのみつご 六十の三つ子 |
| は | はなよりだんご 花より団子 |
はりのあなからてんをのぞく 針の穴から天を覗く |
はなよりだんご 花より団子 |
| に | にくまれっこよにはばかる 憎まれっ子世に憚る |
にかいからめぐすり 二階から目薬 |
にくまれっこかみなおし 憎まれっ子神直し |
| ほ | ほねおりぞんのくたびれもうけ 骨折り損のくたびれ儲け |
ほとけのかおもさんど 仏の顔も三度 |
ほれたがいんが 惚れたが因果 |
| へ | へをひってしりすぼめる 屁をひって尻窄める |
へたのながだんぎ 下手の長談義 |
へたのながだんぎ 下手の長談義 |
| と | としよりのひやみず 年寄の冷や水 |
とうふにかすがい 豆腐に鎹 |
とおいいっけよりちかいとなり 遠い一家より近い隣 |
| ち | ちりもつもればやまとなる 塵も積もれば山となる |
じごくのさたもかねしだい 地獄の沙汰も金次第 |
じごくのさたもかねしだい 地獄の沙汰も金次第 |
| り | りちぎもののこだくさん 律儀者の子沢山 |
りんげんあせのごとし 綸言汗の如し |
りんげんあせのごとし 綸言汗の如し |
| ぬ | ぬすびとのひるね 盗人の昼寝 |
ぬかにくぎ 糠に釘 |
ぬすびとのひるね 盗人の昼寝 |
| る | るりもはりもてらせばひかる 瑠璃も玻璃も照らせば光る |
るいをもってあつまる 類を以て集まる |
るいをもってあつまる 類を以て集まる |
| を | おいてはこにしたがえ 老いては子に従え |
おにもじゅうはち 鬼も十八 |
おにのにょうぼうにきしん 鬼の女房に鬼神 |
| わ | われなべにとじぶた 破鍋に綴蓋 |
わらうかどにはふくきたる 笑う門には福来たる |
わかいときはにどない 若い時は二度ない |
| か | かったいのかさうらみ 癩の瘡うらみ |
かえるのつらにみず 蛙の面に水 |
かげうらのまめもはじけどき 陰裏の豆もはじけ時 |
| よ | よしのずいからてんじょうのぞく 葦の髄から天上覗く |
よめとおめかさのうち 夜目遠目笠の内 |
よこつちでにわをはく よこ槌で庭をはく |
| た | たびはみちづれよはなさけ 旅は道連れ世は情け |
たていたにみず 立て板に水 |
たいじきじょうごのもちくい 大食上戸の餅食い |
| れ | りょうやくはくちににがし 良薬は口に苦し |
れんぎではらをきる 連木で腹を切る |
れんぎではらをきる 連木で腹を切る |
| そ | そうりょうのじんろく 総領の甚六 |
そでのふりあわせもたしょうのえん 袖の振り合わせも他生の縁 |
そでのふりあわせもたしょうのえん 袖の振り合わせも他生の縁 |
| つ | つきよにかまをぬかれる 月夜に釜を抜かれる |
つきよにかまをぬかれる 月夜に釜を抜かれる |
つめにひをともす 爪に火をともす |
| ね | ねんにはねんをいれよ 念には念を入れよ |
ねこにこばん 猫に小判 |
ねみみにみず 寝耳に水 |
| な | なきっつらにはち 泣きっ面に蜂 |
なすときのえんまがお 済す時の閻魔顔 |
ならわぬきょうはよめぬ 習わぬ経は読めぬ |
| ら | らくあればくあり 楽あれば苦あり |
らいねんのことをいえばおにがわらう 来年の事を言えば鬼が笑う |
らくしてらくしらず 楽して楽知らず |
| む | むりがとおればどうりひっこむ 無理が通れば道理引っ込む |
むかしとったきねづか 昔操った杵柄 |
むげいたいしょく 無芸大食 |
| う | うそからでたまこと 嘘から出た真 |
うじよりそだち 氏より育ち |
うしをうまにする 牛を馬にする |
| 江戸 | 京都 | 大阪 | |
|---|---|---|---|
| ゐ | いものにえたもごぞんじない 芋の煮えたも御存知ない |
いわしのあたまもしんじんから 鰯の頭も信心から |
いりまめにはながさく 炒豆に花が咲く |
| の | のどもとすぎればあつさをわすれる 喉元過ぎれば熱さを忘れる |
のみといえばつち 鑿と言えば槌 |
のらのせっくばたらき 野良の節供働き |
| お | おににかなぼう 鬼に金棒 |
おうたこにおしえられてあさせをわたる 負うた子に教えられて浅瀬を渡る |
おんようじみのうえしらず 陰陽師身の上知らず |
| く | くさいものにふたをする 臭いものに蓋をする |
くさいものにはえがたかる 臭いものに蠅がたかる |
かほうはねてまて 果報は寝て待て |
| や | やすものがいのぜにうしない 安物買いの銭失い |
やみよにてっぽう 闇夜に鉄砲 |
やみにてっぽう 闇に鉄砲 |
| ま | まけるがかち 負けるが勝ち |
まかぬたねははえぬ 蒔かぬ種は生えぬ |
まてばかんろのひよりあり 待てば甘露の日和あり |
| け | げいはみをたすける 芸は身を助ける |
げたとやきみそ 下駄と焼き味噌 |
げこのたてたくらはない 下戸の建てた蔵はない |
| ふ | ふみはやりたしかくてはもたぬ 文はやりたし書く手は持たぬ |
ぶしはくわねどたかようじ 武士は食わねど高楊枝 |
ぶしはくわねどたかようじ 武士は食わねど高楊枝 |
| こ | こはさんかいのくびっかせ 子は三界の首っ枷 |
これにこりよそうさいぼう これに懲りよ道才坊 |
こころざしはまつのは 志は松の葉 |
| え | えてにほをあぐ 得手に帆を揚ぐ |
えんのしたのちからもち 縁の下の力持ち |
えんまのいろごと 閻魔の色事 |
| て | ていしゅのすきなあかえぼし 亭主の好きな赤烏帽子 |
てらからさとへ 寺から里へ |
てんどうひとをころさず 天道人を殺さず |
| あ | あたまかくしてしりかくさず 頭隠して尻隠さず |
あしもとからとりがたつ 足下から鳥が立つ |
あほうにつけるくすりはない 阿呆につける薬はない |
| さ | さんべんまわってたばこにしょ 三遍回って煙草にしょ |
さおのさきにすず 竿の先に鈴 |
さわらぬかみにたたりなし さわらぬ神に祟りなし |
| き | きいてごくらくみてじごく 聞いて極楽見て地獄 |
ぎりとふんどしはかかされぬ 義理と褌は欠かされぬ |
ぎりとふんどし 義理と褌 |
| ゆ | ゆだんたいてき 油断大敵 |
ゆうれいのはまかぜ 幽霊の浜風 |
ゆだんたいてき 油断大敵 |
| め | めのうえのこぶ 目の上の瘤 |
めくらのかきのぞき 盲の垣覗き |
めのうえのこぶ 目の上の瘤 |
| み | みからでたさび 身から出た錆 |
みはみでとおるはだかんぼう 身は身で通る裸ん坊 |
みうりがふるみ 箕売りが古箕 |
| し | しらぬがほとけ 知らぬが仏 |
しわんぼうのかきのたね 吝ん坊の柿の種 |
しりくらえかんのん 尻食らえ観音 |
| ゑ | えんはいなものあじなもの 縁は異なもの味なもの |
えんのしたのまい 縁の下の舞 |
えんのしたのちからもち 縁の下の力持ち |
| ひ | びんぼうひまなし 貧乏暇なし |
ひょうたんからこまがでる 瓢箪から駒が出る |
ひんそうのかさねぐい 貧相の重ね食い |
| も | もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ 門前の小僧習わぬ経を読む |
もちはもちや 餅は餅屋 |
ももくりさんねんかきはちねん 桃栗三年柿八年 |
| せ | せにはらはかえられぬ 背に腹は代えられぬ |
せんだんはふたばよりかんばし 栴檀は双葉より芳し |
せとのうまもあいくち 背戸の馬も相口 |
| す | すいはみをくう 粋は身を食う |
すずめひゃくまでおどりわすれず 雀百まで踊り忘れず |
すみにそまればくろくなる 墨に染まれば黒くなる |
| 京 | きょうのゆめおおさかのゆめ 京の夢大坂の夢 |
きょうにいなかあり 京に田舎あり |
(なし) |