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数字 の「一」を含む ことわざ 1

1. 衣帯水 ( いちいたいすい )

 一筋の帯のように狭い川。海峡などについても言う。

2. 押し二金三男 ( いちおしにかねさんおとこ )

 女性を獲得するには、第一に押しが強いことが必要で、金があることや男前のよいことは、二の次三の次である。
 【類句】 押しの一手

3. か八か ( いちかばちか )

 もともと、ばくち打ちの用語で、うまくいくかどうか予想の立たぬことを、運を天に任せて思い切ってやってみる様子。
 【例】 「有り金全部をかけて、一か八かの大勝負に出る」

4. 議に及ばず ( いちぎにおよばず )

 あれこれ議論する必要はない。 待ち望んでいた事柄が持ちこまれた場合などによく使われる語。

5. 芸に名あれば世に遊ぶ事なし
 ( いちげいになあればよにあそぶことなし )

 一芸に熟達していれば、食いはぐれることはない。

6. ( いちごいちえ )

 茶の湯で、一生に一度の出会いを表わす語で、一生に一度しかめぐり会える機会がないものと心得て、 何かとの出会いを大切にすべきである、という戒めの言葉。

7. 合取っても武士は武士 ( いちごうとってもぶしはぶし )

 たとえ縁は少なくても武士は武士の本分があり誇りがある、百姓とはちがうということ。

8. 毫の差千里の差となる ( いちごうのさせんりのさとなる )

 たとえわずかの差ではずれても、はずれたのはやはりはずれたのである。 一点の差で不合格になっても、不合格は不合格である、という意味。

9. 事が成れば万事成る ( いちじがなればばんじなる )

 よいことにはよいことが重なり続くという意味。

10. 字千金 ( いちじせんきん )

 詩や文章のすぐれているのをほめる語。一字の価値が千金に相当するという意味。 秦の呂不韋(りょふい)が『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』を著したとき、一字でも増損できる者があったならば、 千金を与えると懸賞を出した故事による。

11. 日三秋 ( いちじつさんしゅう )

 非常に、思い慕うこと。わずか一日会わないと、三年も会わないように感じられて待ち遠しい。
 【参考】 「三秋」は三度の秋で、三年の意。「一日千秋(いちじつせんしゅう)」ともいう。

12. 日作さざれば百日食わず ( いちじつなさざればひゃくにちくわず )

 農民が忙しい時に一日仕事を休めば、百日分の食糧がなくなるということ。 趙の粛公が国内を巡遊しようとしたとき宰相が今は農繁期だからと言ってこれをやめさせた故事。

13. 日の計は朝にあり ( いちじつのけいはあしたにあり )

 すべて計画や準備は、早く整えるべきであること。 一日の計画は朝のうちに定めておくべきである、という意味。
 【参考】 「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」という。

14. 日の長 ( いちじつのちょう )

 他の人よりも知識や技能が少しすぐれていることをいう。 もともと、一日先に生まれる、わずかに年齢が多いという意味。

15. 日再び晨なり難し ( いちじつふたたびあしたなりがたし )

 一日に二度と朝は来ない、今日は二度とないから、時間を惜しんで勉強せよという戒め。

16. 字の師 ( いちじのし )

 詩や文章の誤りや、不適切な文字を訂正してくれた人。唐の詩人の鄭谷の故事。

17. 時の名流 ( いちじのめいりゅう )

 当代の、名声が高い人々のこと。

18. 樹の陰河の流れも他生の縁
  ( いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん )

 いっしょに同じ木の陰に宿り、いっしょに同じ川の水を飲むのも、すべて前世からの因縁である。 お互いに仲良くし、親切にすべきである、という仏教の精神。
 【参考】 「他生」は「多生」とも書く。
 【類句】 袖すり合うも他生の縁

19. 場の春夢 ( いちじょうのしゅんむ )

 「一場」は、その場だけの意で、人生のはかないことのたとえ。 人間の栄枯盛衰は、春の夜の夢のように極めてはかないものである、という意味。

20. 誹二笑三惚四風邪 ( いちそしりににわらいさんほれしかぜ )

 くしゃみの数による占い。くしゃみを一つすれば人が悪口をいっているしるし、 二つなら笑っている、三つなら惚れられ、四つなら風邪をひくしるし。

21. 諾千金 ( いちだくせんきん )

 ひとたび承諾すれば、千金にも代えられない価値がある。絶対に約束を破らない、信頼できる承諾。 「季布(きふ)の一諾」ともいう。季布は楚の名将で、初め項羽の将となり、のち漢の高祖に従った。 いったん引き受けたことは必ず実行したので、人々から深く信頼された。

22. 度ある事は二度ある ( いちどあることはにどある )

 何か一つ事件が起こると、また同じような事が続いて起こること。

23. 難去ってまた( いちなんさってまたいちなん )

 やっと一難を逃れたと思った途端、また別の災難が襲ってくるの意で、 災難や困難なことが後から後から身に振りかかる様子。
 【類句】 泣きっ面に蜂 / 弱り目に祟り目

24. に看病二に薬 ( いちにかんびょうににくすり )

 病気を治すのに最も必要なものは、心のこもった看病で、薬はその次である。

25. 日暖めて十日寒やす ( いちにちあたためてとおかひやす )

 一日勉強して十日なまけることのたとえ。 孟子は、生長しやすい植物でも育てるのに、このようにしては生長しない、といった。

26. 念天に通ず ( いちねんてんにつうず )

 ぜひとも成し遂げようという堅い決意があれば、その心が天に通じて必ず成就するものである。
 【類句】 精神一到何事か成らざらん

27. 年の計は元旦にあり ( いちねんのけいはがんたんにあり )

 まず計画を立ててから実行に移すべきことのたとえ。 一年の計画は年の始めに立てるべきであるということ。
 【参考】 「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」という。

28. の裏は六 ( いちのうらはろく )

 悪いことのあとにはよいことがある、というたとえ。 さいころの目の一の裏は六。

29. 引き二才三学問 ( いちひきにさいさんがくもん )

 出世の第一条件は、上の人からの引き立てである。 本人の才能や手腕は二の次で学問がこれに次ぐ。

30. 姫二太郎 ( いちひめにたろう )

 子供を持つなら、最初に女、二番目に男であるのが、育てやすくて理想的な順序である。 また、子供の数は、男(太郎)二人に女(姫)一人が理想的である、ともいう。

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