ことわざの部屋バナー 
 ことわざ について
50音別に掲載
QRコード スマホ用サイト
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や・わ行 ら行 項目別 英語

身体の「その他の部位」を含む
ことわざ 1

1. 滅びて舌存す ( はほろびてしたそんす )

 堅いものは先になくなり、柔らかいものが長く残る。 堅い歯は先に抜けるが、柔らかい舌は、いつまでも残る。

2. 牙にかく ( しがにかく )

 論議の対象とする。取り上げて問題にする。 「歯牙」は歯のこと。言葉を出す時には、声が歯にかかるところからいう。

3. 牙の間に置くに足らず ( しがのかんいおくにたらず )

 取りあげて言うほどの値打ちがない。 「歯牙」は、歯と牙、転じて、言葉。

4. 切扼腕 ( せっしやくわん )

 歯ぎしりをし、自分の腕を強く握りしめることから、非常にくやしがったり、怒ったりするようす。

5. 奥に衣を着せる ( おくばにきぬをきせる )

 事実をはっきり言わずに、思わせぶりな言い方をする。いやみな言い方をする。
 【参考】 「歯に衣着せぬ」の反対。

6. 尚 ( しょうし )

 高齢の老人を敬うこと。敬老。「尚」は尊ぶ、「歯」は年齢。

7. 唇輔車 ( しんしほしゃ )

 利害関係が密接で互いに助け合う関係にある。 唇(くちびる)と歯、輔(ほお骨)と車(歯ぐき)との関係のように、互いの利害が密接で一方が滅びれば他方も立ちゆかないたとえ。 一説に「輔車」は、車の荷台と添え木。添え木があって荷台に荷物を積み込むことができる意ともいう。

8. 櫛のが欠けたよう ( くしのはがかけたよう )

 ぎっしり並んでいるはずのものが、ところどころ欠けている様子。
 【例】 「大型スーパーが完成し、店じまいする店も増え、商店街が櫛の歯が欠けたようになった」

9. 櫛のを引くよう ( くしのはをひくよう )

 櫛の歯を作る際に、次々に引くようにして削っていくことから、同種の物事が次から次へと絶え間なく行われる様子。
 【例】 「税金の無駄遣い情報が、櫛の歯を引くように全国各地から寄せられた」

10. 明眸皓 ( めいぼうこうし )

 美人の形容。目がぱっちりと美しく、歯が真っ白なこと。

11. 犬馬の ( けんばのよわい )

 自分の年齢をへりくだっていう語。犬や馬のようにむだな年齢を重ねるという意味。
 【参考】 「歯」は「齢」と同じ。

12. ごまめの軋り ( ごまめのはぎしり )

 無力なごまめがくやしがって歯軋りをする。力の及ばない者が、やたらにいらだたしげに憤慨する意。
 【参考】 「ごまめ」は、ごく小さい鰯(いわし)を素干しにしたもの。
 【類句】 蟷螂の斧

13. 唇亡びて寒し ( くちびるほろびてはさむし )

 互いに助け合うものの一方が滅びれば、他の一方も危なくなるたとえ。 唇がなくなると歯が寒くなる。一国が滅びるとその隣国も危なくなるということ。
 【類句】 唇歯輔車

14. 目には目をには( めにはめをはにははを )

 相手の仕打ちに対しては、相手の仕掛けてきたと同じような手段で対抗せよ。 旧約聖書には「(相手に傷を負わせた時には)・・・目には目を、歯には歯を・・・ (相手と同じように自分の身を傷付けて)償わなければならない」と説いている。

15. 親の脛囓る息子のの白さ
  ( おやのすねかじるむすこのはのしろさ )

 生長しても独立できず親のおかげで生活している子が、 かえって人一倍身なりをきれいにして遊んでいることを皮肉った川柳。

16. は他人 ( しりはたにん )

 人前でおならをして、照れ隠しに言う語。

17. 馬に乗れば落ちる ( しりうまにのればおちる )

 他人の言動をまねたり、他人のすることに便乗して考えずに行なうと失敗する。 「尻馬に乗る」は、無批判に他人の言説に雷同することをいう。

18. から抜ける ( しりからぬける )

 学んだこと、見たり聞いたりしたことを、すぐ忘れることをいう。

19. 切れ蜻蛉 ( しりきれとんぼ )

 物事が中途で途切れて後が続かないこと。

20. に目薬 ( しりにめぐすり )

 見当ちがいのこと。また全く効き目のないこと。

21. を結ばぬ糸 ( しりをむすばぬいと )

 玉どめを作らない糸の意から、物のしめくくりをせず、始末の悪いこと。

22. 猿の笑い ( さるのしりわらい )

 猿が、同じ猿の尻が赤くておかしいといってそれを笑う。自分のことを顧みないで他人の欠点を笑うこと。
 【類句】 目糞鼻糞を笑う

23. 亭主をに敷く ( ていしゅをしりにしく )

 妻が夫をないがしろにして、気ままにふるまうことにいう。

24. 弱牛の押し ( よわうしのしりおし )

 つまらぬ者に力をかしてもむだだということ。

25. 袈裟で拭く ( けさでしりふく )

 紙のかわりに袈裟で尻を拭く、きわめてだらしのないことのたとえ。

26. 三十の括り ( さんじゅうのしりくくり )

 人間も三十になると、しまりができて、堅実な暮らしができるようになる。

27. 頭隠して隠さず ( あたまかくしてしりかくさず )

 雉は、首を草むらの中に隠しさえすれば、尾が丸見えでも平気でいる、ということから、 悪事や欠点を、自分では完全に隠したつもりでいても、その一部分が現れているのを知らないでいることをいう。

28. 屁ひってすぼめる ( へひってしりすぼめる )

 失敗したあとでいいわけしたり、ごまかしたりすること。
 【参考】 「ひって後の尻すぼめ」ともいう。

29. 屁をひってつぼめ ( へをひってしりつぼめ )

 人の前でおならをしてしまってから、もじもじと尻をすぼめる。 失敗してから、他人の前でだけを取り繕うこと。

30. 頭でっかちつぼみ ( あたまでっかちしりつぼみ )

 初めは大きいが終わりは小さいこと。初めは威勢がいいが、終わりはだらしなくなること。
 【類句】 竜頭蛇尾

拡大表示

※ここに文字をコピペまたはD&Dすると拡大表示できます。