1. 類が無い ( るいがない )
似ているもの、同じようなものが他にはない様子。
【例】 「こんなに魚が大量発生するなんて、今までに類が無いことだ」
【類句】 類を見ない
2. 類は友を呼ぶ ( るいはともをよぶ )
同じ傾向や志、趣味を持った者は、自然にお互いに呼び寄せ合う。
善良な人のところには善良な人が寄り、悪人は悪人同士で集まる。
【参考】 「類を以て集まる」ともいう。
【参考】 Birds of a feather flock together.
3. 累を及ぼす ( るいをおよぼす )
自分のしたことが原因で、他人にまで迷惑をかけること。
【例】 「私の失敗でみんなに累を及ぼしてしまった」
4. 塁を摩す ( るいをます )
技能や地位が、相手とほとんど同等になること。
敵の塁(とりで)の近くに攻め寄せる意で、技量が接近したことを言う。
5. 類を以て集まる ( るいをもってあつまる )
同じ仲間同士が自然に集まるようになること。
善い人の周囲には、特に集めなくとも善良な人が集まり、悪人は悪人で自然と仲間になる。
【参考】 「類は友を呼ぶ」ともいう。
【類句】 同気相求む
6. 坩堝と化す ( るつぼとかす )
一カ所に集まった多くの人々が興奮して、その場が混乱状態になること。
【参考】 多く、「興奮の坩堝と化す」の形で用いる。
【例】 「サッカーの試合で同点になり、場内は興奮の坩堝と化した」
7. 瑠璃も玻璃も照らせば光る ( るりもはりもてらせばひかる )
瑠璃も玻璃も、物は違っても、光を受ければともに美しく輝くことから、
優れた者は優れた者の影響を受けて、それぞれの真価を発揮する、という意味。
【参考】 「瑠璃」は、七宝の一つで紺色のもの、「玻璃」は、七宝の一つで水晶。