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身体の「口」を含む ことわざ 1

1. あれば京へ上る ( くちあればきょうへのぼる )

 わからないことでも人に聞けばやれる、その気になれば何事も出来るという意味。

2. では大坂の城も建つ ( くちではおおさかのしろもたつ )

 口先では、どんなこともたやすくできるように言うことができる、という意味。
 【参考】 明治四年に「大坂」を「大阪」と改めた。

3. は重宝 ( くちはちょうほう )

 口は便利なもので、口先では何とでも言える。

4. は禍の門 ( くちはわざわいのかど )

 禍の原因は口である。うっかり言った言葉から失敗を招くことがある。言葉は慎まなければならない、という戒めとして使う。
 【参考】 「口は禍の本、舌は禍の根」や「口は禍の許」ともいう。
 【類句】 病は口より入り禍は口より出づ

5. 角泡を飛ばす ( こうかくあわをとばす )

 つばきを飛ばすほどの勢いで、激しくまくしたてる様子。
 【参考】 「口角」は口のわきの意。
 【例】 「口角泡を飛ばして口げんかをしている」

6. が動けば手が止む ( くちがうごけばてがやむ )

 話しに夢中になれば、仕事をする手は留守になる。黙って働け、ということ。

7. 自慢の仕事下手 ( くちじまんのしごとべた )

 口ばかり達者で、さっぱり仕事のできないこと。

8. で貶して心でほめる ( くちでけなしてこころでほめる )

 表面では悪く言いながら、心の中では逆にほめていること。

9. と財布は緊めるが得 ( くちとさいふはしめるがとく )

 多弁と浪費を慎め。おしゃべりとむだ使いはしないのが利益であるとのたとえ。

10. と虎は身を破る ( くちととらはみをやぶる )

 ものの言い方が悪いために、身を滅ぼすような大事を招くことのたとえ。

11. と腹 ( くちとはら )

 口で言うことと、腹で思っていることは別である。

12. に風邪をひかす ( くちにかぜをひかす )

 むだなことをしゃべること。言ったことがむだになること。

13. に税金はかからない ( くちにぜいきんはかからない )

 何にでも税金がかかってくる世の中だが、ただしゃべっているだけなら、 どんなもうけ話にも税金はかからない。言葉だけなら勝手なことが言えるという意味。
 【参考】 「口に年貢はいらぬ」ともいう。

14. に入る物なら按摩の笛でも
  ( くちにはいるものならあんまのふえでも )

 意地きたなくて、なんでも食うことのたとえ。食い意地がはっていること。

15. には関所がない ( くちにはせきしょがない )

 人の口には、出してはいけないものを止める関所はない。何を言っても構わない。

16. に密あり腹に剣あり ( くちにみつありはらにけんあり )

 見かけは柔和そうであるが、内心は非常に陰険な人のたとえ。 口では密のような甘い言葉を言っているが、腹の中には剣のような心を持っている。 口先ではうまいことを言いながら、心の中では人を害するたくらみを持つ、という意味。
 【参考】 唐の玄宗(げんそう)の宰相、李林甫(りりんぽ)を評した語。
 【類句】 笑中に刀あり

17. 心は心 ( くちはくちこころはこころ )

 口で言うことと、心に思うところが一致しない。 口と心が別々であること。裏腹なこと。

18. は閉じておけ目は開けておけ
  ( くちはとじておけめはあけておけ )

 言葉を慎んで活眼を開け。沈黙を守ってよく観察せよ、という意味。
 【参考】 Keep your mouth shut and your eyes open. の訳語。

19. より出せば世間 ( くちよりだせばせけん )

 いったん口をすべらせると、どんな秘密も世間に発表したのと同じである。 しゃべるのは慎重にしなければいけないことのたとえ。

20. を守る瓶の如くす ( くちをまもるかめのごとくす )

 軽々しくしゃべらないこと。 かめの水を一度ひっくり返せば元に返らぬから、言葉を慎めという戒め。

21. も八挺手も八挺 ( くちもはっちょうてもはっちょう )

 挺には「すぐれる・まさる」の意味があり、器用なことを八挺という。言うことも言うが、やることもやるという意味。
 【参考】 「口も八丁手も八丁」「口八丁手八丁」ともいう。
 【例】 「彼女は口も八挺手も八挺で、会社でどんどん昇進していった」

22. 長上は欠伸の種 ( ながこうじょうはあくびのたね )

 長たらしい話は、聞き手を飽きさせるもとである。

23. 黄 ( こうこう )

 幼い子供。また、経験の浅い未熟な者。雛鳥(ひなどり)は、くちばしが黄色いからいう。

24. 虎 ( ここう )

 猛獣の虎の口の意味から、非常に危険な場所または危険な場合。
 【参考】 「虎口を脱する。(危険な状態を逃れる)」と使う。

25. 衆金を鑠す ( しゅうこうきんをとかす )

 讒言(ざんげん)の恐ろしいたとえ。 多くの人が一致して言う言葉は、金属をもとかすほどの力があるという意味。

26. 衆は禍福の門 ( しゅうこうはかふくのもん )

 民衆の言った言葉のために、わざわいを招いたり、幸福を得たりすることが多いから、常に世論の動向に注意せねばならない。

27. 袖の火事 ( そでぐちのかじ )

 どうにも手が出せないというしゃれ。

28. 虎を逃れて竜穴に入る ( ここうをのがれてりゅうけつにいる )

 一難を逃れて、さらに他の難儀にあることのたとえ。 とらのすみかを逃れたのはいいが、りゅうの穴に入りこむ。

29. 一両舌 ( いっこうりょうぜつ )

 前と後で話が違う。うそを言うこと。二枚舌を使うこと。

30. 片きいて公事をわくるな ( かたくちきいてくじをわくるな )

 一方の言い分だけを聞いて訴訟の判決をしてはいけないということ。 賢明な人は原告と被告両者の言うことを聞いてから判定するが、暗愚(あんぐ)な人は一方だけの言い分を聞いて判定する。

31. 川で船を破る ( かわぐちでふねをわる )

 もう少しで成功するというところで、失敗してしまうこと。 航海を終えて川口の近くまで来て船をこわすということから。

32. 人に膾炙す ( じんこうにかいしゃす )

 広く人々の口にもてはやされる。詩文などが多くの人にほめたたえられて、広く知れわたること。 「膾」は、さしみ、「炙」は焼き肉。共においしく御馳走(ごちそう)で、だれにでも賞味されるからいう。

33. 異同音 ( いくどうおん )

 多くの人が、口をそろえて同じことをいう。 皆の意見が一致すること。口は違うが声が同じ、という意味。
 【注意】 「異句同音」と書くのは誤り。

34. 一物に頬を焼く ( ひとくちものにほおをやく )

 一口で食べられるようなちょっとした食物を口に入れてやけどすることで、 ちょっとしたことに手出しをして思わぬ失敗をすることのたとえにいう。

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