ことわざの部屋バナー 
 ことわざ について
50音別に掲載
QRコード スマホ用サイト
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や・わ行 ら行 項目別 英語

身体の「腹」を含む ことわざ 1

1. ( ふくしん )

 深く信頼できる人。腹となり胸(こころ)となる者の意。
 【例】 「万事腹心の部下に相談して決定する」

2. に一物 ( はらにいちもつ )

 心の中にたくらむことがある様子。
 【例】 「腹に一物あるような物の言い方をする」
 【類句】 胸に一物

3. 心を布く ( ふくしんをしく )

 心の奥底をかくさず打ち明ける。思うことをすっかりのべること。

4. は借り物 ( はらはかりもの )

 母親の腹は一時借りただけで、生まれた子の貴賤(きせん)は、母は問題ではなく父による。

5. が後へ寄って来る ( はらがうしろへよってくる )

 腹の皮が背中のほうへ寄って来るということで、空腹になること。

6. が立つなら親を思い出せ ( はらがたつならおやをおもいだせ )

 腹が立った時には、自分をいつくしんでくれた親のことを思い浮かべると、自然に気持ちもなごやかになり気分が静まる。

7. が減っては戦ができぬ ( はらがへってはいくさはできぬ )

 空腹では何もできない、まず腹ごしらえだ、というときの言葉。

8. が減るとが立つ ( はらがへるとはらがたつ )

 人間は空腹になると怒りっぽくなる。

9. 立てるより義理立てよ ( はらたてるよりぎりたてよ )

 義理の大切なことをいったもので、腹を立ててもなんにもならない。 それよりも義理を立てておくのが身のためということ。

10. の皮が張れば目の皮が弛む
  ( はらのかわがはればめのかわがたるむ )

 腹いっぱい食べて腹がふくれ、腹の皮が突っ張れば、その分だけ目の皮が弛む。 食べると眠くなる、という意味。

11. の立つ事は明日言え ( はらのたつことはあすいえ )

 腹が立ったからといって、それをすぐ口にだすなということ。 よく考えてからいうようにすれば失敗もすくないということ。

12. の立つように家倉建たぬ ( はらのたつようにいえくらたたぬ )

 お金をもうけるのは容易ではないということ。 倉を建てるのはそんな手軽なわけにはいかないのである。

13. は立て損喧嘩は仕損 ( はらはたてそんけんかはしぞん )

 思ってみても得るところはないし、喧嘩をすれば損をするから、怒りは押さえなければならない。

14. 八分目に医者いらず ( はらはちぶんめにいしゃいらず )

 満腹になるまで食べず、八分目ぐらいでやめておけば腹をこわす心配はなく、医者に掛からないで済む。 暴飲暴食を戒める言葉。

15. 棒絶倒 ( ほうふくぜっとう )

 大笑いをすること。腹をかかえ、ひっくり返って大笑いする、という意味。
 【参考】 「抱腹」とも書くが、「棒腹」が正しい。

16. 鼓撃壌 ( こふくげきじょう )

 平和な生活を楽しむようす。人民が腹いっぱい食べて腹つづみを打ち、地面をたたいて調子をとり歌を歌っていること。

17. 心に落つ ( しんぷくにおつ )

 ふに落ちる。合点がゆく。「心腹」は、こころ。胸のうち。

18. 茶も一時 ( ちゃばらもいっとき )

 お茶を飲んだだけでもしばらくは空腹をしのげる。 少しばかりのものでも、口に入れれば一時しのぎにはなる、ということ。

19. 後が病める ( あとばらがやめる )

 出産したあとの腹痛。物事が済んだ後でも、何かと障害があって苦しむことにいう。

20. 魚に葬らる ( ぎょふくにほうむらる )

 水死すること。水死して魚の餌となる意。

21. 粥も一時 ( かゆばらもいっとき )

 かゆのように力にならぬものでも、食べておけば一時しのぎの役にたつことから、急場の間に合わせのたとえ。

拡大表示

※ここに文字をコピペまたはD&Dすると拡大表示できます。