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数字 の「二」を含む ことわざ 1

1. 階から目薬 ( にかいからめぐすり )

 二階にいる人が階下にいる人に目薬をさすように、思うようにならないでもどかしいことから、 回り遠くて直接効果のないことを言う。
 【参考】 「天井から目薬」ともいう。

2. 月は逃げて走る ( にがつはにげてはしる )

 二月はとても早く過ぎるような感じがするもので、正月が終わったかと思うともう三月がやって来る。

3. ( にじゅ )

 病気のこと。病魔。春秋時代、晋の景公が病中に見た夢で、病気の神が二人の豎子(子供)の姿となってあらわれた、という故事による。
 【例】 二豎に侵される。二豎の訪(おとな)うところとなる。

4. 束三文 ( にそくさんもん )

 二束で三文ということで、量が多くても値段が非常に安いこと。 金剛ぞうり(いぐさ・わらなどで作った丈夫なぞうり)が二足で三文だったことからいう。

5. 足の草鞋を履く ( にそくのわらじをはく )

 江戸時代、ばくち打ちで捕吏(ほり)を兼ねる者があったことから、表向きの仕事、公的な仕事のほかに、 同じ人がそれと相反するような他の仕事を同時にすること。
 【例】 「最近は医者でタレントというような二足の草鞋を履く人が増えてきた」

6. 張の弓を引く ( にちょうのゆみをひく )

 二心を持つことで、浮かれ心をもつことなどにいう。

7. 兎を追う者は一兎をも得ず ( にとおうものはいっとをもえず )

 二匹の兎を同時に捕まえようと追いかけても、結局一匹も捕まえられなくなる。 同時に異なった二つのことをしようと欲張っても、どちらもうまく行かないものである、という意味。
 【参考】 ローマの古いことわざ。
 【参考】 If you run after two hares, you will catch neither.
 【類句】 虻蜂取らず

8. 度あることは三度ある ( にどあることはさんどある )

 同じことが二度起これば続けてもう一度起こる場合が多い、ということ。
 【例】 「今日は二度も転んだ。二度あることは三度あるというから、これからも気を付けよう」

9. 度教えて一度叱れ ( にどおしえていちどしかれ )

 過失に対して、いきなり叱りつけないで、よく教えてやることが大切で、叱るのはなるべく少なくする。

10. 度聞いて一度物言え ( にどきいていちどものいえ )

 人の話はなんべんききかえしてもよく聞くようにし、自分は口をつつしんでよけいなことはいわないほうがよいということ。

11. の舞を演ずる ( にのまいをえんずる )

 舞楽で、「案摩(あま)」という舞の次に、それをまねて演じる滑稽な舞を「二の舞」ということから、 前の人がやった失敗をもう一度繰り返すことをいう。
 【例】 「去年の入試の二の舞を演じないために、しっかり試験勉強をしよう」

12. 葉にして絶たざれば斧を用うるに至る
  ( ふたばにしてたたざればおのをもちうるにいたる )

 何事も初めのうちに処置しておかないと、のちには大事になって、処置に困るようになる。

13. 人は伴侶三人は仲間割れ
  ( ふたりははんりょさんにんはなかまわれ )

 二人なら仲良くやっていけるが、三人になると、とかく一人が仲間はずれになってうまく行かなくなることが多い、という意味。
 【参考】 Two is company, but three is none. の訳語。

14. 瓜( うりふたつ )

 二つに割った瓜のように、親子や兄弟などの顔かたちがよく似ている様子。
 【例】 「長男は父親に瓜二つだ」

15. 生両に死五両 ( いきにりょうにしにごりょう )

 生産に二両、葬式に五両の入費がかかることから、 この世の中は生まれても死んでも金がかかる、ということのたとえ。

16. 欲と人連れ ( よくとふたりづれ )

 欲につられて何かを一生懸命にすること。
 【例】 「彼は親切で手伝っているように見えるが、本心は欲と二人連れで、あの店の女性が目当てだ」

17. 舌を枚に使う ( したをにまいにつかう )

 言葉に責任がなく、前後の合わないことや、相手次第で違ったことをいうこと。

18. 天に日無し ( てんににじつなし )

 天に二つの太陽がないように、一国に二人の君主はない。

19. 天は物を与えず ( てんはにぶつをあたえず )

 天は一人の人間に長所や美点をいくつも与えはしないという意味で、いいところばかりそろっている人はいないものだということ。
 【例】 「天は二物を与えずとはよく言うが、彼女は勉強もスポーツも何でも出来る」

20. 一石( いっせきにちょう )

 石を一つ投げて鳥を二羽打ち落とす、ということから、一つのことをすることによって、同時に二つの利益や成果を得ること。
 【参考】 To kill two birds with one stone. の訳語。
 【例】 「歌が聴けて給料ももらえるなんて、音楽好きの私にとって一石二鳥の仕事だ」
 【類句】 一挙両得

21. 一誹笑三惚四風邪 ( いちそしりににわらいさんほれしかぜ )

 くしゃみの数による占い。くしゃみを一つすれば人が悪口をいっているしるし、 二つなら笑っている、三つなら惚れられ、四つなら風邪をひくしるし。

22. 心はつ身は一つ ( こころはふたつみはひとつ )

 あれこれと、二つのことを望んでいるが、体は一つで、どうにもならない。
 【類句】 二兎を追う者は一兎をも得ず

23. 一姫太郎 ( いちひめにたろう )

 子供を持つなら、最初に女、二番目に男であるのが、育てやすくて理想的な順序である。 また、子供の数は、男(太郎)二人に女(姫)一人が理想的である、ともいう。

24. 一押し金三男 ( いちおしにかねさんおとこ )

 女性を獲得するには、第一に押しが強いことが必要で、金があることや男前のよいことは、二の次三の次である。
 【類句】 押しの一手

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